水に挿すだけで根が出る!ウンベラータの簡単な水挿し方法とコツ

お手入れカレンダー

ウンベラータのお手入れカレンダー

剪定した枝を使って簡単に「水挿し」

【今回のテーマ】
・どの枝を、いつ、どう使う?
・水挿しの方法
・水挿しした枝の様子

ウンベラータは上に上に伸びていきます。好きな樹形にするためにも剪定は必須。そこで、枝や剪定で出た枝を使って簡単に増やしてみませんか。

いつ、どんな枝を使えば良いの?

まず、剪定に適した時期ですが・・・3月頃から新芽が出て、株全体が勢いを増す4月~6月頃、梅雨時までが最適です(寒い地域は6~7月ころ)。この時期を逃してしまった場合は、猛暑日を過ぎた9月頃でも大丈夫。

水挿しする時期もほぼ同じ。葉が充実してくる5月~6月頃が最適です。

水挿しに最適な時期は梅雨時まで

水挿しはいつでも可能に思えますが、根を出すまでに1か月、その後土に植えて育てる時間も必要です。何よりも枝の生命力を考えると、芽吹いて勢いのある時期が良いです。

梅雨時を過ぎてしまうと暑い時期になり、水や枝が腐りやすくなります。冬は休眠して活動が緩やかになり、水やりを控える時期。増やすには向きません。そんな理由から、夏と冬は避けます。

勢いがある元気な枝を使う

ウンベラータに限らず、元気で健康な枝を使うことです。さりげないポイントですが、これはかなり重要です。剪定した枝の中でも、先端の若い枝を使うと良いですよ。

これは他の植物にも言えることですが・・・例えばバラの場合、春は前の年に出た枝、夏と秋は今年充実した枝を使います。古い枝や病気になった枝を使った場合、根を出すエネルギーが無かったり成長しなかったりするからです。

切口は清潔なナイフで斜めにスパッと!

切口の面積を広げて、水の吸い上げを良くするために、少し斜めにカットします。このとき、白い液が出るので水に流してふき取り、すぐに水挿しします。

スパッと切ると、組織を壊さないので枝の負担が少なくて済みます。切れない包丁でトマトを切ると組織が壊れたり、お刺身の味が落ちるのと似ていますね。

簡単!コップに挿して増やす「水挿し」

 水挿しの方法

  1. 20センチくらいの元気な枝を選ぶ
  2. 先端の葉だけ残し、下の方の葉を落とす
  3. 枝から出た白い液を洗い流す
  4. 水の入ったコップを用意
  5. 1ヵ月くらいコップの中で根が出るのを待つ(水は毎日交換
  6. 夏日を避け、9月くらいまでに植え付ける
  7. 直射日光があたらない明るい室内に1ヵ月程置く。水やりは乾いたらしっかり

挿し木や取り木は根が出る様子が見えないので、状態が分かりにくいですね。そして、挿し木の場合は無菌の土、取り木の場合は水苔を用意するので、慣れない場合は購入から戸惑うかもしれません。

でも、水挿しなら簡単。水が入ったコップに枝を入れて根が出るのを待つだけです。根の様子を確認できて安心。水を毎日交換して根が出るまで待ちましょう。

水に挿した枝の様子

どのくらい根が出たらOK?

photo by https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

水挿しの根の出方は、個体によって色々ですよね。上の画像は、1番上の枝を8節ほどの所で切り、1ヵ月水に挿したもの(6月頃)。根がほんの少ししか出ていませんが、白いぶつぶつしたものが出ています。

ここから将来根が出てくるので、こうなっていたらもう植え付けOK。取れやすいので強く触らないよう、土に植えるときも優しくします。

水挿しの根の出方は、取り木や挿し木とは違った根の出方をします。

切口が柔らかい・茶色い枝はどうなるの?

切口が柔らかかったり、茶色くなっていつまでも変化がない!という場合は、根が出る可能性は低いです。

時期や環境が適しているのならば、水の中で少し短く切ってみて再挑戦してみてください。ひょっとしたら根が出るかもしれません。(切口の白い液体は流してから)

水に挿したままで育てられるの?

ポトスのように、水に挿したままで育てられたら素敵ですよね。でも、ウンベラータは水だけでは育ちません。ビー玉やジェル状のようなものを土に見立てて挿したとしても、いずれ腐ってしまいます。根が出たら土で育てましょう。

手軽に挑戦できる「水挿し」は根の成長をチェックできておすすめ。5月~6月頃に勢いのある元気な枝を使います。夏と冬は避けましょう。切口はスパッと!水は毎日交換して根が出るのを待ちます。